行政書士後見人日記 2 おひとり様同士の支えあい 時期が来たら 早めに後見人にバトンタッチを
先日、おひとり様同士で支えあっているとみられる方からご相談あり
今まで 自分が後見人のようなことをやってきた方がいるけれど
その方の体調がすぐれない
施設から来てくれと連絡あり
自分も高齢 しかも遠方 コロナ禍でもあり
自分の代わりに その方のお葬式 手続きまで 代わりにしてくれないかと
窮状は理解できるのですが 手続きには時間がかかります
体調がすぐれない方をAさんとします
Aさんに本当にご家族がいないのか 相続人になられそうな方はいないのか
その調査から始めなければなりません
それと並行して そのAさんの意思を確認していきます
意思が確認できれば 死後事務を含む任意後見か 法定後見の補助か保佐類型に当てはまるかの検討
意思が確認できないのならば 法定後見の手続きが視野に入ります
ご家族が本当はいらっしゃるのに 私が勝手に お葬式や 死後の手続きをするわけにはいかないのが現状です
おひとり様同士の支えあいは とても大切です
さみしいときに語り合ったり 相談事をしたり 会いに行ったり
でも お相手が歳を取るということは ご自身も歳を取るということ
お元気なうちに 専門家にバトンタッチし
どうか 支えあいはそのままに 専門家ではフォローできない部分を担ってあげてください
早めのバトンタッチが大切です